第3次世界大戦(コロナ)後の観光地の飲食店はどうなっているのか?

先日『コロナ禍(ころなか)』の読み方がようやく理解できました。

禍(わざわい)という感じが『渦(うず)』とか『鍋(なべ)』とかに似てるというのもあり、私はずっと“ころなうず”とばかり思っていましたが、違っていました。

だれがこんな紛らわしい言葉を考えたのかと思いながら、今日の記事を書いています。

 

さて、第3次(大惨事)世界大戦も終わりかけてきました。はい、コロナパンデミックのことです。

 

実際(殺し合い)の戦争でも、終わった後傷跡が残るように、ここまで大きくなってしまったコロナウイルスの影響は、世界中に傷跡を残しています。

おそらく今年中では傷跡が言えないほど大きいです。

 

特に思うのはこれからの仕事の在り方

 

これは誰もが考えていることでしょう。

逆に考えていなければ結構ヤバいです。ちゃんと考えてください。

 

、、、と言いながら、何がいいのか、どうすればいいのかわからないと思いますし、私もわかりません。

でも、仕事がないからと言ってダラダラしていてはいけないです。行動しましょう。

 

 

、、、さて本題に戻ります。

レストランの今の状況ですが、色々と悩む時期です(常に悩んでいますが、、、)。

 

前回話しましたが、時間制にして、コースのみ、そして価格を上げて、客単価アップ。そしてメニューを極限まで絞りオペレーションの簡略化をしたことで、これまでの半分のスタッフ数でコロナ前と同じ売り上げを上げる日もあった。

という話でした。

 

そしてそのラッキー(?)がいつまで続くのかも分からない状況なのですが、私の任されている店は超観光地のど真ん中にあるため、規制がだいぶ緩和されたとはいえ、6月下旬現在、いまだに周りのレストランはほぼ営業していません。

パブ(バー)はちらほら開いてきているのですが、レストランは全然です。

20日(一昨日)は目の前の有名なバーがオープンし、ソーシャルディスタンスを守っていない若者たちがたくさんいました。(表上は守っているふりをしている)

 

私のお店はというと、コロナ後では最高の売上を出しました。この売り上げはクリスマス・年末・バレンタインデーなどの超忙しいときの売り上げに匹敵するほどでした。

 

その時も今までの半分のスタッフで回したので、半端なく疲れたのですが、改めてメニュー構成とオペレーションの大切さが身に沁みました。

 

とは言え、今まで週7日間休みなくオープンさせていたのが、今は週5日のみオープンなので、1日平均売り上げとしてはそこまでです。

 

家賃がもとに戻るのが怖い、、、。

 

それだけが心配で、今後メニューをもとに戻すべきなのか、営業時間を戻すべきなのか、スタッフ数も元に戻すべきなのか、お店の箱(席数)を考えると、そうするべきなのかもしれないのですが、

それによって、今よりも効率が悪くなり、仕事量も増え、スタッフのフラストレーションもたまる。利益も減る。

でも売り上げを確保しないと、コロナで発生していたすべての保証がなくなり、家賃も元に戻ったときに、一気に赤字になってしまいます。

 

とはいえ、今までと同じように集客できるかどうかもわかりません。

もちろんやれることはやるのですが、多くの人の意識がすでに変わってきているため、そもそもこの規模(席数80)で今後続けていけるのだろうかという思いもあり、

実際に100人以上入るレストランに関しては、まだまだソーシャルディスタンスの規制もあるため、ほとんどは店を開けていません。

 

そして、もう一つ分かっていることもあります。

 

それは過去のデータがあてにならない

ということ。

つまり、去年までは過去のデータから、この週は忙しい、この週はヒマ、と予想が建てられたのですが、

今年に限っては、それがほとんど通用しません。

 

毎週毎日、今のデータを頼りに、予想して何かしらの施策を打つしかありません。

 

 

そして、大問題がもう一つ。

これは多くのグレーな飲食店い当てはまり、少なからず私の店もそうなのですが、

支払いが9割以上カードになる。

 

これはまずいです。

この“まずい”という意味は、飲食店経営されているかたならわかると思います。

 

あえて深くは書きません。

 

が、軽く言うと、

・従業員に給料が払えない。

・強制的に売り上げがほぼすべて表にでるので過去これまでと比べてつじつまが合わせられなくなる。

 

まあ、グレーゾーンでビジネスしているのが悪いと言われればそれまでなのですが、

(こんなこと書いていいのかなと思いつつも書いちゃっていますが、、、)

 

まともにしていると利益が残らないどころか、赤字になります。

そのようなビジネスシステムというのも問題ありというのもごもっともな意見なので、それも含めてぶっちゃけ言うと、

お店を任され内情を完全に把握した時から、本当に続けていいのかどうかという問題に常に悩まされてきています。

 

正直、考えることはめちゃくちゃあります。

 

面白いくらい、私の中では「店を続けたい」思いと「店を続けたくない」思いが同勢力で対立しています。

 

これら経験も、今だからできるのかもしれませんので楽しんではいるつもりです。

はたから見たら、「もっと覚悟を持ってやれよ」と思うかもしれませんが、

もし私が一からビジネスをするのであれば、絶対に今のような店をやることはありません。

 

、、、なんてことも考えながら、今日も休みの店内で一人仕事をしている自分がいます。

そういえば、意外と潰れていない店が多いということにちょっと前に気付きました。

 

それではまた経過報告します。

 

PS

コロナ時に頑張ってくれた従業員は今はフルタイムに戻して、給料も完全に元に戻って働いてもらっています。

私の中では、スタッフ第一、お客さん第二の順番でビジネスを考えています。

それはお客さんあってのビジネスなのですが、スタッフがハッピーでいてこそのビジネスでもあるので、そのような考え方です。