おもちゃやさんの購買戦略
おもちゃの売り上げが一番良くなるのはいつでしょう??
そうです。クリスマス!!
この時期は、子供たちが待ちに待ったサンタさんからプレゼントがもらえるんです\(^o^)/
しかも、自分の欲しいものが!!
もしくは、サンタさんのいない家庭!?でも、子供は親におねだりします^^
おもちゃさんにとってクリスマスは稼ぎ時です。
ただ、ひとつ問題があります。
クリスマスの後です。
街のおもちゃ屋さんは、クリスマスの後どのようにして売り上げを落とさないで、健全なレベルに維持できるかを考えなくてはいけません。
もちろん、クリスマスの後に、子供たちがおもちゃをもっと欲しがるようにするのが目的ではありません
問題は、
休暇中にお金を使い果たしてしまった親たちを、
もうおもちゃに飽きてしまった子供たちに別のおもちゃを買ってあげようという気分にさせることにあるのです。
こんなこと、可能なんでしょうか??
とある、
・おもちゃ屋さんAでは広告キャンペーンを大幅に増やしました。
・おもちゃ屋さんBでは、この期間、値下げをしてみました。
ただし、このようなありきたりな方法では、なかなか成功しません
コストがかかる割に、売り上げ伸びません。
宣伝や、値下げでは親たちはおもちゃを買う気分になれないのです。
ただ1つ、おもちゃ屋さんCは大成功していました。
その方法は、非常に巧妙で、欲求の力をうまく使い、いつもと同じ宣伝費だけで大成功したのです
その方法とは、、、
クリスマスの前から、ある特別なおもちゃの魅力的な宣伝を流しつづけました。
そうすることによって、、、
>子供はそのおもちゃが欲しくてたまらなくなる。
>子供たちは両親(サンタさん)にそのおもちゃをクリスマスプレゼントとして買ってもらう約束をする。
――――ここからがおもちゃやさんCの戦略―――――
おもちゃ屋さんCは
子供たちが約束したおもちゃを、店には少ししか卸さない。
そうすると、大半の親はそれが売り切れてしまったことを知って、
同じくらい魅力的なおもちゃを代わりに買わざるを得なくなります。
もちろん、おもちゃやさんCにはこういう大替品を充分に用意してあります^^。
クリスマス後、、、
おもちゃやさんCはもう一度、特別なおもちゃの宣伝を流し始める。
結果、、、
子供たちは前以上にそのおもちゃがほしくなる。
親の所へ行き、こうやって言います。
「約束したじゃない、買ってくれるって約束してくれたのにーー!!(泣)」
そうすると、親は自分の言葉を裏切りたくないから、おもちゃやさんCに買いに行ってしまう、、。
実はあなたも、このような購買戦略にはまってませんか??
くっそーだまされたー!と思っても、もう遅いです。
親たちは返しに行くことさえできません。
なぜかって?
それは、そのおもちゃを返しても、状況は全く変わりません。むしろ悪化するだけです。
子供にその理由を説明したところで、子供は理解できないでしょう。
約束を破ったって思われるだけです。
それでいいですか?
困りますよね?
気付いたとしても、おもちゃやさんCの戦略に縛られています。
よくよく考えたら、いままでこんな経験あったかも、、、、^^
ps
(クリスマス当日の話)
子供の欲しがっていたおもちゃを手に入れられなかった欲求不満の親たちは、
おもちゃやさんCの店員に、子供たちになんて言ったらいいかわからない!と聞きました。
その時、店員は決まってこのようにアドバイスしたそうです。
「頑張ってみるから、もし手に入らなくても、あとできっと買ってあげるから、、」とお子様にてたえてあげてください^^、、と。
あーーこわっ!!